PostHeaderIcon 「第45回情報科学若手の会 (#wakate2012)」に参加しました

第45回情報科学若手の会に参加してきました。

第45回情報科学若手の会

9月15日(土)-17日(月・祝)

ウェブサイト: http://wakate.org/

公式ハッシュタグ: #wakate2012

(つぶやきまとめはこちら:http://togetter.com/li/374600

参加のきっかけは、湯村さん(@yumu19)のツイートで紹介されていた昨年のtogetterでした。「面白そうだなあ。しかも会場は実家の近くじゃん!」と割とノリで参加を決めたのですが、結果的には参加して大正解でした。(湯村さんには昨年のしおりを見せて頂いたりして、参加を決める大きな後押しとなりました。)

参加者の年代は16歳~30代後半で、大学院生が中心でした。人数はなんと60人。北海道からの参戦は自分だけだろうと思ったら、もう1方おられました。(しかも同じ北大の同じ建物!)みなさん、気さくで話しかけやすい方々で、とても楽しく過ごすことができました。

このブログではほとんど数学のことしか書いていなかったのですが、後述する理由と、『「家に帰ってブログを書くまで」が若手の会』というお触れが出ていましたので、レポートに挑戦してみようと思います。

写真:若手の会会場の「山喜旅館」(静岡県伊東市)

高エネルギー生命体になるということ

プロフェッショナルコネクター:勝屋久さん(@katchamans)のご講演「人とつながって、高エネルギー生命体になっちゃいましょう!」が目から鱗でした。

勝屋さんは、自分の心に素直に生きるを体現されている方、という印象でとても魅力的な方でした。「人とつながること=受け取ること」というような表現をされていました。

感謝を受け取る、環境から受け取る、ありのままを受け取る。「受け取る」という発想を持つだけで、きらきら輝いて人を魅了する「高エネルギー生命体」になれる。とてもポジティブで素敵なアイディアだと思いました。高エネルギー生命体を目指してぜひとも実践していきたいと思います!

実は、質疑の際に出てきた、ヒュー・モンゴメリーとフリーマン・ダイソンの「リーマン予想」に関するコーヒーブレイクの話は、個人的に大好きな話の1つで、頭の中で「ニヤリ」としていました。

自己紹介セッション

自己紹介セッションでは、(研究とは別に)趣味で動かしているプロジェクト「自律走行ミニ四駆」を簡単に紹介しました。

動画も公開されていますので、宜しければご覧になってください。

夢のマシン「バックブレーダー」実現

YouTube版  http://www.youtube.com/watch?v=K-cZCO8WR9c

ニコニコ動画版 http://www.nicovideo.jp/watch/sm16281501

私はメインのセッションで発表することはなかったのですが、空き時間や懇親会で上記について質問してくれたり、絡んでくれる方が結構いらっしゃってとても嬉しかったです。特に、DONUTSの根岸さんからいただいたアイディアは早速導入していきたいと思います。開発当初苦労した「マイコンでモーターを動かすことの難しさ」や「電池の放電容量の違い」など、熱く語ることが出来て個人的には大満足でした。

好きなことを仕事にすること

思わぬ収穫として、個人的に普段から悩んでいたり、漫然と疑問に思っていることに対する、多くのヒントを受け取ることができました。

「一生やりつづけたい好きなこと」と「仕事としてやること」との不一致に悩むことが多かったのですが、勝屋さんに個別で相談させてもらったり、松本さん(@ym405nm)とのディスカッションの中で糸口が見えてきました。松本さんは、お話を聞く限りでは、「作りたかったら、作っちゃえ」というスタンスの方で、趣味で終わらせるだけでなくて、ご自身のセキュリティ関係のお仕事にも関連付けて作っていて楽しそうでした。「自分から提案してしまえば、やりたいことが仕事になる」というポジティブなメッセージを受け取りました。

「自分が出来ることをどうアピールするか」ということに関して、佐藤さん(@overlast)から、ブログでアウトプットすることの重要性を受け取りました。ブログはみんな見るから、自分の強みを見せる武器というようなことだったと思います。ポートフォリオ的な感じなんですね。もともとこのブログ自体は入院のときの暇つぶしに作ったものだったのですが、ブログ作っててよかったです。今回の記事を書くきっかけになったお話でした。

受け取ったこと・差し出せること

参加にあたって、目標としていたことは、自分のモチベーションを上げるということでした。たくさんのすごい人、面白い人が集まっているので、話を聞いたりディスカッションをしているうちに、エネルギーが吸収されて、モチベーションがグングン上がってくると考えたからです。結果としては、モチベーションが上がり、なぜかソースコードが書きたくなりました

一方で、受け取るだけでなく、自分は何か差し出せただろうかとも考えました。参加する前は、「自分よりずっとすごい人たちばかりだから、おれの話なんて聞いても面白くないよな」とか「おれの研究のマニアックな話なんか聞いても・・・」と少々ネガティブになって、何も用意してきませんでした。実際は、分野違いのマニアックな話でも楽しめるような感覚器の鋭い方ばかりで、みなさん楽しんでいらしたようなので、ちょっともったいなかったなと思いました。

来年もまた来たいと思いますが、そのときはぜひ自分も発表したいと思います。(今からネタを蓄えておこう。)

その他もろもろ

ほかにも面白い人はいっぱいいらっしゃいましたし、書ききれないくらいネタも満載でした。

たとえば、無線LANの基地局問題とか。合宿で60人が一斉にアクセスしてつぶやきまくってても安定して動くネットインフラをいかにアドホックに確保するかという問題。会場のルータの不調をみて、パケットキャプチャして原因を特定したり、その場でVPN作っちゃったり。みなさん「好きだから、ゲヘヘ」と、本当に楽しそうに解決方法を考えていました。

また、ビットマッチという新ゲームが発明されました。これについては今後ブログでも検討していきたいと思います。

ほかに、キーワードだけ挙げると、「妹がほしい」とつぶやいたら妹が出来るシステム島根のスタバでコーヒーを飲むと博士論文が書ける (http://togetter.com/li/374145)。松江勢、ロックフリー勢、トラックボール勢、高カロリー生命体、女帝、などなど謎の単語も多数飛び交っていました。

魅力をすべて書ききることはできないくらい濃い会ですので、気になった方はtogetterとか見てください。

欲を言うと、事前知識があればさらに楽しめたかなとも思います。

思いつき

会の最中ずっとツイッターでつぶやいていたんですが、ブログ用には流石に新たに書き直さなきゃいけないんですよね。適当につぶやいてたら、まとまって勝手にブログになってくれるシステムがあれば便利だなあ、と記事を書きながら考えていました。

最後に

あんまりまとまって居ない割にだらだらと長文を書いてしまいましたが、一言でいうと「若手の会ちょー楽しかった!!!!」です。

最後になりましたが、幹事様方、本当にお疲れ様でした。素敵な会をありがとうございます!

3 Responses to “「第45回情報科学若手の会 (#wakate2012)」に参加しました”

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